入院13日目〜16日目

前回の日記には書かなかったけど、尿管カテーテルは入院9日目に、首に刺さっていたドレーン2つは10日目に、耳の後ろに刺さっていたドレーン2つは11日目に、右脚太腿のドレーンは12日目に抜けた。尿管カテーテルは直訴して抜いてもらった。もう自分で歩いてトイレに行けるからと。本当は身体を起こすとまだふらつきがあったんだけど、身体から何本も管が出ていると動きに制限が出るし何よりも不快なので、1本でもいいから抜きたかった。で、実際に抜いてもらえたんだけど、抜く代わりに毎回トイレに行くたびに尿の量を測って記録してくれと言われ、抜かなきゃよかったと思った。体調がまだまだ万全では無いので、その程度の作業でも大変だから。その記録は3日間続けた。トイレって1日あたり10回も行ってるんだね。それが分かったのはなんつーか小ネタをゲットできたっつーかその程度の喜びは産み出した。そうそう、12日目には首の切開部分を固定していたホチキスの針のようなものも全部取れた。「これ取るとき絶対に痛いだろうな」と思っていたけれど、実際にやってみると何も感じなかった。多分まだ麻痺してるんだろうなと思えた。ドレーンを抜くときも同じで、痛みは無かった。それに、ずっと苦しめられていた大量の痰も、この頃にはその量は減っていた。理由は知らん。いずれにしても、面倒が減るのはいいこと。

ようやくここから13日目以降の話。
ドレーンが全部抜けたので、久しぶりにシャワーを浴びることができた。これまでは温かいタオルで身体を拭くだけだった。久しぶりに髪の毛を洗ったら、ありえないくらいの毛が抜けてびびった。禿げると思った。髪の毛って長期間洗わないとこうなるんだね。実際には毛は毎日抜けてるんだろうけど、その抜けてる毛が髪の脂で頭にくっついてて、それを洗うことで一気に頭から離れたんだろうなと推測。とにかくすごい量だった。ドレーンは抜けたものの、首にはまだ気管孔が開いているので、首周辺はお湯がかからないように保護しながらのシャワー。とても気をつかう。気にせず全身にシャワーを浴びることができるようになるのはいつの日か。
14日目には点滴も抜けた。15日目には嚥下造影検査。飲み物や食べ物をきちんと飲み込むことができるか否かの検査。知らん人達が大勢見にきていて、なんだか少し緊張した。結果はその日の夕方には出ていて、とても良かったとのこと。なので翌日の朝からは嚥下食1という超簡単な食べ物を食べることになった。ってことは、鼻の穴に入ってる栄養用の管が抜ける日も近いということ。この管、なぜだか一般の人向けのものに比べてとても太いものが入っているらしく、部屋に来る看護師全員が驚いていたほどのものだったので、その分不快感も大きいだろうということだった。それが抜けるのならかなり楽になるものと思われる。痛いし。痰ももっと減るだろう。で、16日目。朝食にゼリーが出てきた。これを嚥下用の長いスプーンを使って、もともとある舌の側、つまりは口の右側の奥の舌の上に置き、飲み込む。噛むわけでは無く飲み込む。全然食事している気分にはならない。でも嚥下ってこういうことなんだろうね。歯で噛み砕きもしないものをそのまま飲み込むのは結構疲れるんだけど、これも訓練だから慣れていかないとなと。結果は良好とのことで、明日にはもう嚥下食2になるとのこと。鼻の穴に入れた管も抜いてもらえた。かなりのハイペースで事は進む。
毎日身体を動かさずに寝るのも辛いので形成外科の先生に確認をしたところ、首を動かしたり圧迫しなければ横を向いて寝てもいいと言われた。身体を横に向けられるのは大きい。寝返りって大事よ。術後間をおかずに発症した痛風も、この頃には痛みも和らいできた。看護師さんと相談をして、毎日摂取する水分量を大幅に増やしたことが功を奏したんだと思う。

ドレーンが抜けたり、食事が始まったり、横を向いて寝られるようになったりと、人間らしい生活ができるようになったなと感じられたのがこの時期だった。