入院初日

タクシーで病院に到着。病室は希望通りに2人部屋に入ることができた。
主治医の先生は他の病院に行っているとのことでお会いすることはできなかったけれど、そのお付きの若い先生がいたので、リンパ浮腫への対応について確認してみるも、的を得た回答は得られなかった。外科的処置をすることなくここまま進むのかな?
明日から始まる予定の抗がん剤治療の準備として、入院後すぐに生食の点滴が始まる。腎臓を保護する目的だったかな?忘れちゃったけど。これを1リットル点滴して、その後生理食塩水を500mL入れる。点滴の針はその若い先生が入れたんだけど、驚くほどに上手だった。看護師さんの方が上手なものだと思っていた。僕は血管が細いんだけど一発だったし、入れた後も全く痛くなかった。見直したわ。
で、そのあとやってきた看護師さんに「今日は他に何かすることあるの?」と聞いてみたら「特には無いです」とのことだったのでそのつもりでいたんだけど、あとから「14時に放射線科に呼ばれたので行ってきてください。」と言われ、なんだろう、今後の治療に関する説明でもあんのかなと思って鼻くそほじくりながら地下3階にある放射線科に向かったら、第一回目の放射線治療をされたわよ。なんだよ、やることあんじゃんか。しかもさ、顔を固定するマスクというか型というか名前忘れちゃったけどだいたい想像つくであろうそういうものを取ったのがリンパ浮腫が出る前だからさ、顔と首が浮腫んでる今ではもう形が合わないのよ。それなのにそれを使って治療台に固定しないとならないもんで無理があるだろというか無理な話でな、どう説明しようにも「無理」しか出てこないもんでこのまま無理で通すけども、とにかくはまぁ、この病院に通い始めてから一番酷だったわ。これまでの体重よりも15kgも痩せたもんで、お尻と背中の肉が落ちてて台に寝ると痛いわさ、この状態で「動かないでください」ってのもやっぱり無理な話なのだよ。機械が動き始めてからもあまりの無理さに一度止めてもらった。だって無理なんだもん。それでも我慢しないと終わらないなと思ったのでおじさんかなり頑張ってなんとか一度目の放射線治療を終えた。治療を終えてから放射線科の看護師さんとのお話タイムがあったので、正直に「今日の感じだとこれからも続けることは厳しいと思う。」と言っておいた。明日には何らかの対策をしてくれるとありがたいな。申し訳無い話なんだけども。僕ももちろん考えるから。
なんか、癌のことはリンパ浮腫が出たことでそっちの方がヤベえと思うようになって、放射線治療についてもいろいろ痛くて無理ってことの方が辛くて、意識はもうそっちに行っちゃってる。リンパ浮腫さえなければもっと不安に思うべきところを不安に感じられたのになと。準備ができたというか。
部屋に帰ると、看護師さんから「今日はあとはCTとレントゲンに行って来てください。CTは準備ができ次第連絡が来るのでそれを待つ必要がありますが、レントゲンはいつでもいいです。」と言われたので、「ではCTに呼ばれたらレントゲンも一緒に行ってきます。」と伝えると「あー」とか「うー」とか言いだしたのでなんか故障でもしちゃったのかと思ったら、「先にレントゲンに行ってきてください。」と言いだした。なんだよもうめんどくせぇなぁ。CTもレントゲンも同じ場所じゃねぇかよ。ってことで、先にレントゲンに行ってきた。僕の素直さがそうさせた。部屋に戻ってからなかなかすぐにCTに呼ばれたからそれも行ってきたわ。造影剤を使わずにお腹の撮影をするってことだったので「なにごとか?」と思ったんだけど(いつもと違うから)、部屋に戻ってしばらくしてからやってきた若い先生が言うには「今後の胃瘻の準備のためにCTに行ってもらいました。説明が後になりましたが。」とのことだった。もうそんな準備もするんだな。
で、夕飯である嚥下食5を食べて、歯を磨こうかなと思って準備を終えたところで若い先生が入ってきて、主治医の先生が来たから来てくれと言われた。行ったら今後の抗がん剤治療の説明をされた。で、その前にリンパ浮腫をと思って聞いてみたら「かなり腫れましたねぇ…」と。腫れないように、前回の手術の際にはきちんと静脈を残してあるにも関わらず腫れている理由が分からないと。明日の抗がん剤治療時に使用するステロイドの点滴には浮腫みを抑える機能も含まれているので、今夜からひとあしはやくそれを使ってみて様子をみましょうということになった。賛成。で、もし効かなかった場合には、今後呼吸が苦しくなることも予想され、その場合にはまた首を切開することになりますと。なので一時期声が出せなくなりますと言われた。念のために筆談器を持ってきてるから大丈夫。

ってことで、今日は放射線治療の第二回目と、抗がん剤の初回。どうなることやら。行けば分かるさ、ありがとう。