入院3日目

昨日の17時過ぎから手術を開始した。手術室のなかにはモニターやら手術時間を表示する時計(タイマー?)やらがあり、ピッ、ピッと脈拍(?)がリズムを刻んでいた。『白い巨塔』みたいだなと思った。財前教授が入って来るのかなと。麻酔をかけられるとすぐに寝てしまうと聞いていたがなかなか寝ないので「こんなもんなのかな?」と思ったが、いつの間にか寝たらしい。「安西さーん」という声で起こされたときは朦朧としていた。
手術した箇所よりもとにかく呼吸のしづらさが辛かった。鼻が詰まり口の中は粘液でいっぱいで、寝ているとそれが喉のあたりに落ちるので呼吸が苦しかった。窒息すると思った。喋ることができないので身振り手振りでそれをアピールしたが「酸素が来ているので大丈夫ですよー」と言って何名かは病室から出て行ってしまった。看護師さんに吸引をしていただいたが、それでも不十分だった。仰向けに寝ると喉が詰まって息ができないので横を向いて寝ることにしたが、ベッドが硬くて痛いので、ずっと同じ方向を向いて寝ていることが辛かった。全く寝れないことは無かったが、とにかく窒息の恐怖と戦っていた。翌朝の7時まで身体を起こしてはならないと言われていたので、左を向いたり右を向いたりと忙しく身体を動かした。鼻が詰まらない絶妙な体勢を見つけるのは上手くなったかもしれない。ちなみに舌は腫れているようだが、動かさなければ痛みはさほど感じない。

朝になり、看護師さんの指示のもと少しづつ身体を起こしてみた。目眩も無く無事に立ち上がることができた。歩行も大丈夫。ようやく口の中の粘液を洗面所で吐き出すことができた。そして今回の入院で最も気になっていた「尿道に刺さった管を抜く」という儀式の時間がやってきた。抜いていただくと、なんともあっけないものだった。痛いか痛く無いかでいうと痛く無い。事前に聞いていた「猛烈に痛い」という話は何だったのか。まぁ、痛くなかったので良しとする。
熱を計ったら約38度だった。手術をしたからだろうか。昨晩のあの暑さはこれによるものだったのか。
相変わらず口の中には粘液が出続けるので、今日もこれとの戦いになるのかな。

舌を切ると喋れない。予想以上に喋れない。妻のアドバイスのもと筆談器を買っておいて良かった。そんな状態なので、まだお見舞いはご遠慮いただければ是幸い。