テレワークとジョギング

テレワークをする人が増えた影響か、それとも自宅で映画やオンラインゲームを楽しむ子供が増えたからなのか実際のところは知らんけど、自宅で仕事をしていると、ネットがやけに遅くなることがある。僕が住むマンションはもともとネットが遅いのよ。Googleの…なんだっけ、なんとかスティック。それをテレビに差して映画やらプロレスやらを見ていると、ネットが遅すぎて途中で止まる。それがデフォルト。で、最近はそれに輪をかけるようにネットが遅くてな。映画やプロレスは私的なことだからいいんだけど、仕事はさ、仕事だからさ、ネットに遅延があるとちょっとね。ってことで、最近は仕事中はWiMAX2を使うようにしてる。事務所のネットが何らかの原因で遮断された際にも仕事を続けられるようにと保険の意味で加入しておいたもので、それを今、便利に活用している。この状況だからなのか何なのか、自宅の光回線よりも断然に速いのよ。過去に3度入院したときにも病院に持ってって使ってた。これのおかげでベッドの上でも仕事できたわ。「入院してるときくらい休めよ。」と思われるかもしれないけど、サラリーマンじゃ無いから病気で休んでられんのだよ。まぁ何はともあれ、保険として契約しつづけていたWiMAX2に救われている。

でさ、最近さ、スーパーに買い物に行く途中に街中をジョギングする人と出くわす機会が増えていて「ちょっとなぁ」と思っている。そのハァハァで何かを拡散してるんじゃなかろうかと思えてしまってな。近くの公園にジョギングコースがあるんだからそこで走ってほしいわ。と思ってたら、公園のジョギングコースで走ってる人たちにすら不満をかかえている人もいるみたいで、なんかこう、こういう時期は何しても怒られるんだなと思えた。ジョギングコースでジョギングするのは正しいことだと思うんだけども。まぁ、ジョギングに限らず家にいろってことなんだろうな。都や政府の言うように。

健康大切

舌癌の手術を受けてから今日で1年が経過した。舌癌の手術と言ってもこれまでに3回受けているから念のために説明をしておくと、最初に舌癌の手術をしたのは2016年の8月。そのときはステージ2。それから2年と4か月が経過した2018年12月に再発が見つかって手術。それがステージ1。で、直近の手術が今年の7月。これは再発では無く首のリンパへの転移で、ステージは3。ステージ1だったのにたった半年で首のリンパに転移しやがった。早いなー。まだ若いってことなのかな。まぁそんな話はいいとして、とにかくは1年前の今日、ステージ1の舌癌の手術をするために入院をした。

入院してすぐにアンケートみたいなものを書かされるのよ。そこに「今不安に思っていることはありますか?」って欄があってね、そこには何を書いてもいいみたいだったから「つわりの酷い妻を残して入院したこと」って書いた。本当にそれが不安だったし、妻本人はもちろんのこと、妻のご家族にも申し訳無いと思っていたから。まだ安定期に入っていなかったってこともあるし、自分が妊婦であることは公にはしたくないってことだったから僕も黙ってたんだけど、妻はけっこうつわりが酷い方だったからさ、妻の職場の最寄駅まで付き添ったりしてたのよ。それが癌が再発してさ、入院しなきゃならなくなっちゃったもんだから申し訳なくてな。妻の日常生活のお手伝いもできなくなっちゃって。妻が大変なときなのに。ダメな夫だなぁと思った。で、入院前に妻を実家に預けて「病院には絶対にお見舞いに来ないでね」と言っておいた。病院でおかしなウイルスをもらっちゃうとイカンと思えたから。だからあのときは入院から退院まで僕ひとりだったの。っつーか今年の7月の手術も似たようなもんで、妻は出産して間もなかったからさ、体力も無いし、何よりも乳児がいるもんでね、なのでそのときもやっぱり「病院には来なくていいからね」と伝えたんだよな。それでも2回くらいは来てくれたんだったかな。いつもの2倍くらいの笑顔で病室に入ってくる妻を見て、ああ、僕はいい人と一緒になれたんだなと再確認したもんだよ。
子供が生まれたのが僕が手術をする1か月前だったんだよね。本当ならその頃には実家でお世話になっていた妻も子供も家に帰って来る予定だったの。でも僕が手術しちゃったからさ、ふたりは実家に2か月もお世話になることになってさ、僕は僕で術後の1か月は一人暮らしだった。なんかいろいろ大変だったなー。

病気ってよく無いよね。独り身だと不安だろうし、入院しても誰もお見舞いに来てくれなくて寂しくなる可能性はあるわけで、家族がいたらいたで自分だけでは無く周りに迷惑をかけることになるしさ、病気ってよく無いよ。病気にはならない方がいい。健康大切。

癌になって思ったこと

舌癌が発覚したのが2016年の7月。ステージは2と診断され、2であればすぐにどうこうなってしまうものでは無いと知っていたので安心はしていたけれど、それでも癌には違いないわけで、「もしかしたら死ぬのかな?」なんてことも頭の中には見え隠れしていた。
そのころの日記にも書いたけれど、病室のベッドの上で天井を見上げていた僕の頭の中に浮かんでいたのは「僕はこれまでにどれほどのことを経験できたのだろうか?」ということと、「周りの人に優しくしてこれたかな?」ということ。不思議とモノやらお金やらのことは浮かばなかった。「生きているうちに爪痕を残してやる!」とかそういうのもどうでもいいみたい。おそらくはそのときに頭に浮かんだ「経験」と「愛」が、僕が今生を生きていくうえで大切なものなんだろうなというか、今生での目的なのかなと思えてね。この世で得られる財産って、おそらくは「体験」なんだよ。良くも悪くもそれをあの世に持ち帰るがために生きているんだろうね。
で、今はどんな心持ちで毎日を過ごしているのかというと、やっぱりね、忘れちゃうんだよね。あのとき、視野が狭くなった状態で感じたそれらのものは僕のコアな部分なんじゃなかろうかと思っているんだけど、日々の生活のなかではどうしても忘れてしまうことが多くてね。それが人間だと言われればそれまでだし、生きていくうえでは物質的なものも大切になってくるけども、あれから一度の再発(ステージ1)と一度の転移(ステージ3)を経験しているわけで、なんつーか、「もう一度、生き方を考え直した方がいいぞ。」と言われているような気もする。本当に大切なものだけを見つめて生きていればその他のものは勝手についてくるものなんじゃないのかな、とかね。たぶんそうなんだけど、それもまた勇気がいるのよね。信じきれるか否か、かな。