舌が痛い

先週の金曜日の昼あたりから舌に軽い痛みを感じるようになった。鏡を見てみたら、痛みが出ているであろうあたりが2か所白くなっている。あ、これはヤバいやつかもしれない。初めて舌癌になったときとなんとなく似てる。白くなっているところの周りはなんだか凸凹しているようにも見えるし…。あのときと違うのは、舌に痛みがあるところ。あのときは痛みは全く感じなかった。ただ白く膨らんでいるだけだった。今回は痛みがある。経験上、舌に痛みがあるときは粘液嚢胞で膨らんでいるときだ。今回はどっちなのか、癌なのか、粘液嚢胞なのか。でも粘液嚢胞の場合は舌は凸凹しないしなぁ…。
過去に二度舌を手術しているけれど、舌ってね、素人が見ても分かんないのよ。最初の癌のときはネットに載ってた舌癌の画像と完全一致したから「あー、こりゃ癌だな」と思ってその予想が当たったんだけど、二度目、つまりは再発したときは全く分からなかったもんな。フツーに診察に行ったら先生から「あ…」って言われてさ、自分では何度鏡を見てもどこが癌なのか分からなかったもん。舌ってそんなに見ないでしょ?毎日毎日見てる人ってなかなかいないと思うのよ。試しに見てごらん?毎日形が違うのよ。だから「あれ?昨日と違う!」ってなっちゃうの。なんでもなくても「おかしいのかも!」と思えちゃうんだよね。舌癌になってからはそんな毎日だったよ。首に転移してからも似たようなもんでさ、「転移したら首のリンパにしこりができる」って言われててさ、ホントにしこりができたから診察のときに診てもらったら癌だったのさ。だからそれは手術で取ってもらったんだけど、術後にも二度ほどしこりができたから「またかよ!オレ、もう終わったわ…」って気分になりつつ診察に行ったら二度とも癌じゃなかったのさ。だからさ、ホント、素人だと分からんのよ。病気って素人には分からん。
今回も見た目はちょっとヤバそうだぞと思えるんだけど、それって素人の判断でしかないからさ、ちょっと診てもらってくるわ。ちょうど明日が月に1度の診察日だから、明日診てもらってくる。癌じゃありませんように。

調子がいい

「実は」ということでも無いけれど、実は最近身体の調子がいい。身体っつーのは癌関係のことを指してるんだけど、いやさ、今年の4月頃からだったと思うけど、しこりができたりさ、痛みが出たりさ、どこかしら癌がらみだろうと思われる不調が出てたのさ。それがここ最近は無くなってきたんだよね。妻にも言わなかったんだけど、手術した側とは逆側の喉あたりに痛みが出てね、そのおかげで食べ物が飲み込みづらかったの。喉を動かすと痛いからさ、もう食べるのも嫌だったくらい。その痛みも無くなったし、そことは違う喉の痛みも無くなったし、調子いいんだよね。強いて言えば舌の中心付近にちょろっと痛みはあるんだけど、それもまぁ大したこと無いだろうしな。粘液嚢胞もほとんど膨らまなくなったし。

普通でいられるって幸せなことだなと改めて感じるわ。年齢も年齢だから言い出すとキリは無いわけよ。頸部リンパ節郭清術の手術の後遺症であろう「肩が抜けた感じ」とか、それと関係があるのか分からないけど「肘が痛い」とか、首の手術痕近辺が突っ張ってきてる影響だと思うけど喉が曲がってるなとかさ、いろいろあるわけ。でもそれって致命的なわけでは無いし、毎日の生活を通して慣れてしまっているところもあり、なんつーかこう、それも含めて「普通」と思える。肩がアレだからもう重いものは持てないけど、重いものを持つ機会も無いしね。我が子は抱っこできるからもうそれで充分。

最初に癌が見つかったのが2016年の6月。できてるのは知ってたんだけど1カ月くらい放置してたんだよな。で、再発したのがそれから2年半後の2018年の12月。首のリンパに転移したのがそれから7カ月後の2019年の7月。だからだいたい半年から2年半のスパンで再発やら転移やらを繰り返してるわけだ、今のところは。その流れで行くと今年の年末年始あたりが怪しいぞってことになるんだけど、ここ最近の感じだと、なんだかもう大丈夫なんじゃなかろうかと思える。そう思えるから、やっぱりもう大丈夫なんだと思う。「約4年間、おつかれさまでした。僕の身体。」だよ。
っつーことで、今日の午後は定期健診。今日は血を抜くんだから。

我が子の目に映るもの

2~3週間ほど前の『検査待ちと代替医療』という日記に「死ぬのかもしれない」と書いた。もちろんそこで癌が発覚したとしてもすぐに死ぬとは思っていなかったけど、舌から首のリンパへと癌が転移した時点で5年生存率がうんたらかんたらと言われていたので、その癌がさらに転移したとなるとその生存率もぐんと下がるんだろうなとは思っていた。で、実は今まで誰にも言って無かったんだけど、それ以外にもいくつか気になる要素があって、それらの「点」がいくつか集まったところで「線」として繋がったから「死ぬのかも」と思えたということ。でも先日のPETの結果を受けて、首の左右のリンパにできたしこりと舌の縁のふくらみが癌では無いと結論付けられたので、なんだよやっぱり今すぐに死ぬことはねーんじゃねぇかよと安心した。安心したので、今朝、それらの点のうちのひとつについて妻に話してみた。「今まで黙ってたけど、実はこんなことがあったんだよ。」と。

子供をね、僕がお風呂に入れているの。事務所に通っているころは帰りが遅くなるから妻が入れていたんだけど、最近はテレワークで自宅にいることがほとんどだから僕が入れているの。
子供と一緒に湯舟に入ってからさ、「出るよ!」ってときには子供の身体を仰向けにして水平にしたまま持ち上げるのよ。仰向けにすると天井が見えるじゃない。天井には換気扇というか送風口というかなんか機械が付いてるの。それが好きみたいでさ、だから持ち上げるときには水平にして天井ギリギリまで上げてあげるのよ。機械を間近で見られて喜ぶから。毎日そうしてたんだけど、ある日ね、いつも通りに仰向けにして持ち上げようとしたら子供の表情が変わったの。『魔太郎が来る!!』に出てくるみたいな顔になった。一言で言えば恐怖よ。「殺される~!!」みたいな。最初は「?」と思ってたんだけど、それ以降、来る日も来る日もその瞬間だけは同じ表情をするようになったから、もう仰向けにして持ち上げるのは止めて、普通に抱っこして出るようにした。抱っこして「怖くないからね」って言いながらお風呂から出てた。その時の目線はさ、換気扇みたいなやつじゃなくて僕の右後方を見るんだよね。天井の隅っこ。だからお風呂の天井付近に何か怖いものが見えてるんだろうなーと思ってた。
大事なのはそれが何かっつー話でさ、正確なことは分からないんだけど、何かに憑依されている感覚は無いから憑依では無さそうだし、癌なのか癌じゃないのかって時期だったからそのテのアレがついてきたのかもしれないとは思いつつも、もしかしたら死神なのかなと思っていた。いや、死神なんだろうなと。死神ってさ、空想上のものだと思ってる人もいるでしょ。考え方は自由だからそれでもいいんだけど、実際いるのよ、死神って。死期が迫るとやってくる。だから「オレやっぱり死ぬのかなぁ。残念だなぁ。」って思ってたの。それがさ、どうも最近は見えなくなったみたいで、天井を見てもエコエコアザラクみたいな顔をすることは無くなった。機械を見ながらフツーに笑うようになった。だから結論としては天井付近にいたのは死神じゃなさそうだなと。いたとしたら「そのテのアレ」だったのかなと。やっぱり鬱々としてちゃダメだね。変なの連れてきちゃう。

っつーことで、最近は毎日元気に楽しく過ごしております。健康大事。おわり。