入院4日目

昨晩は比較的ゆっくりと休むことができた。口の中のネバネバが少なくなったため、それが喉に落ちて来て息ができなくなることが少なくなったためだろう。こうなってくるとベッドの硬さをどうにかしたいということに関心は移ってくる。エアウィーヴだっけか。アレを勝手に敷いたら怒られるのだろうか。そもそも持っていないけれど。
尿道にささっていた管を抜いてからは排尿時になかなか強めの痛みがあったけれど、今朝はその痛みが少し和らいだように思う。あと、ヒゲを剃っていて気づいたのだけれど、手術した側の喉が少し腫れている。ちょうど痛みを感じていたところが腫れているらしい。耳のあたりも少し違和感があるのでリンパでは無いだろうかと。心配なので先生に会ったら確認してみようと思う。
舌はまだまだ腫れている。前述の喉の痛みもあるためモノを飲み込むのはちょっと辛い。無理では無いけれど。おそらく今日あたり先生から食事に関する話があるものと思う。鼻にチューブを入れてそこから食事をとることは避けたいので、なんとか口から入れられればいいなぁと。

喉の痛みと腫れは気になるけれど、それ以外は回復に向かっているように感じる。

入院3日目

昨日の17時過ぎから手術を開始した。手術室のなかにはモニターやら手術時間を表示する時計(タイマー?)やらがあり、ピッ、ピッと脈拍(?)がリズムを刻んでいた。『白い巨塔』みたいだなと思った。財前教授が入って来るのかなと。麻酔をかけられるとすぐに寝てしまうと聞いていたがなかなか寝ないので「こんなもんなのかな?」と思ったが、いつの間にか寝たらしい。「安西さーん」という声で起こされたときは朦朧としていた。
手術した箇所よりもとにかく呼吸のしづらさが辛かった。鼻が詰まり口の中は粘液でいっぱいで、寝ているとそれが喉のあたりに落ちるので呼吸が苦しかった。窒息すると思った。喋ることができないので身振り手振りでそれをアピールしたが「酸素が来ているので大丈夫ですよー」と言って何名かは病室から出て行ってしまった。看護師さんに吸引をしていただいたが、それでも不十分だった。仰向けに寝ると喉が詰まって息ができないので横を向いて寝ることにしたが、ベッドが硬くて痛いので、ずっと同じ方向を向いて寝ていることが辛かった。全く寝れないことは無かったが、とにかく窒息の恐怖と戦っていた。翌朝の7時まで身体を起こしてはならないと言われていたので、左を向いたり右を向いたりと忙しく身体を動かした。鼻が詰まらない絶妙な体勢を見つけるのは上手くなったかもしれない。ちなみに舌は腫れているようだが、動かさなければ痛みはさほど感じない。

朝になり、看護師さんの指示のもと少しづつ身体を起こしてみた。目眩も無く無事に立ち上がることができた。歩行も大丈夫。ようやく口の中の粘液を洗面所で吐き出すことができた。そして今回の入院で最も気になっていた「尿道に刺さった管を抜く」という儀式の時間がやってきた。抜いていただくと、なんともあっけないものだった。痛いか痛く無いかでいうと痛く無い。事前に聞いていた「猛烈に痛い」という話は何だったのか。まぁ、痛くなかったので良しとする。
熱を計ったら約38度だった。手術をしたからだろうか。昨晩のあの暑さはこれによるものだったのか。
相変わらず口の中には粘液が出続けるので、今日もこれとの戦いになるのかな。

舌を切ると喋れない。予想以上に喋れない。妻のアドバイスのもと筆談器を買っておいて良かった。そんな状態なので、まだお見舞いはご遠慮いただければ是幸い。

診断結果

昨日、診断結果を聞いてきた。当初の印象通り舌癌。ステージは2とのこと。浸潤はさほどでは無いし転移もしていない。舌に3か所癌があり、それらを個別にでは無く、合わせて大きく切る必要があるとのこと。舌を3割ほど切除することになるので、それにより術後にろれつが回らなくなるかもしれないらしい。まぁそのあたりのことは今から心配してもどうしようも無いことなので、現時点では何も考えていない。それよりも普通に喋れるうちに喋っておこうと。
入院日は確定では無いが、おそらく23(火)になると思う。23(火)に入院した場合にはおそらく手術は24(水)。回復次第の退院となるが、おそらく10日前後の入院になるらしい。まぁ、今のところはそんな感じかな。限度額適用認定証の交付を依頼しておかないと。