入院4日目

昨日は更新できなかったので、これは昨日の話ね。

若い先生と話をするなかで、「安西さんは若い」と言われる理由が分かった。この病棟では60代の方々が「若い」部類に入るよう。となると、40代の僕は「超若い」ということになる。であれば「超若い」と呼んでくれてもいいもんだよね。

顔の浮腫みがさらに酷くなった。浮腫みに関しては「顔も首も酷くなった」という人もいれば、「いや、首は酷くなっていない」という人もいて、意見はバラバラ。どちらにしても顔の浮腫みがひどくなっているのは皆が認めるところなので、そこはやはり酷くなっているんだろう。目も閉じちゃってるからな。
で、その浮腫みの件で言えば、夕方頃に症状緩和チームという方がやってきて、今後の浮腫への対応について説明をしてくださった。大きく言えば2つで、ひとつは漢方の処方。もうひとつはマッサージに関することだった。今は粉末のものは飲みにくいのでその漢方を飲むことができるかは分からないけれど、一応処方はしておくことになった。マッサージについては少し先になってしまうものの、来週の水曜日から始めることになった。なるほど、来週の水曜日はまだここに入院してんのか。胃瘻をつける手術も水曜日にやりたいみたいなことを言ってたし、それから考えると入院期間は伸びるってことなんだろうな。

で、ご飯についてはもうほとんど食べることはできない。気持ち悪くなるのよ。日常ではさほど気持ち悪さを感じることは無いんだけど、ご飯が出て来ると気持ち悪くなる。あと、下を向くとちょっと気持ち悪いかな。喉が狭まってるから、おそらくはそれが何らかに作用して気持ち悪くなってるんだと思う。

他には放射線治療をしたり、CTを撮ったりもした。CTの結果を受けて主治医の先生がやってきて、「ご家族も含めてお話がしたい。」と言った。でた。でも今後の治療方針が変わるわけでは無いとのことだったので、さほど重い話でも無いのかなと思っているというか、願っている。

入院3日目

昨日受けた抗がん剤の影響なのか、なぜか朝ご飯がおいしそうには見えず。少しだけ食べてあとは残してしまった。抗がん剤の副作用として「吐き気」というものがあるけれど、吐き気は特に感じない。単に「美味しくなさそうだな」と思えるだけ。これも副作用のひとつなんだろうか。

朝のリンパ浮腫はやはり酷い。日に日に酷くなっていることがよく分かる。昨日までは顔の底辺を横に伸ばしたスティーブン・セガールみたいな顔になっちゃったなと思ってたんだけど、今日は…なんだろう…朝潮関かな。朝潮だなんて、今の若者たちはわからないだろうな。で、ちょうど「朝潮みたいだな」と思っているところに主治医の先生が入ってきて、腫れを見てくれた。やはり朝の方がひどいですねと。ただ首に関してはさほど酷くなっているようには見えないと。なので呼吸は大丈夫そうですね、と言いながら去って行った。分かる。分かりやすい。先生は喉に穴をあけるべきか否かの判断をしたいんだなと。顔の腫れについてはさほど意識を向けていないんだなということが分かった。先生らしくていいと思う。
で、この僕のリンパ浮腫については看護師さんたちの話会いの中で議題として挙げられたらしく、結論としては、院内にリンパ浮腫に関する知識を持っている人間が数人いるらしく、その人物に安西さんを診ていただきたいということを主治医の先生に告げるということになったらしい。で、実際に先生が動いてくださり、予約を入れてくれたとのこと。まだいつになるかは分からないけれど、近いうちに受診できるみたいだ。これまで看護師さんたちと仲良くしていて良かったな。って、そこじゃ無いとは思うけど、まぁ良かったよ。一番気になっていた部分だったので。看護師さんたちありがとう。そしてそれを受け入れてくれた先生ありがとう。特に仲のいい看護師さんに聞いたところ、僕ほど顔が腫れる患者さんを見たことが無いんだって。よほどだろそりゃ。なので「いい研究材料になるね」と言っておいた。

で、今日も朝から放射線治療。朝は特に浮腫みが酷く、それはアチラさまも分かっていらっしゃるので、今日は首もと以外のパッチンを止めずに受けさせてくれた。それで本当に放射線を当てたいところに当てられるのかが心配だけど、そこはプロだからきちんとやってくれているものと思っている。実際、「そこに鼻をあてるといいみたい」なんて会話をしながらポジションを決めていてくれていたし。有難い。感謝。
放射線治療を受けた場所、所謂照射範囲にはアズノール軟膏という薬をぬるの。それにより照射範囲の悪化というか皮膚炎を抑えるんだけど、放射線治療を受ける前にはあまりベタベタしていない方がいいんだって。なのでシャワーを浴びてその軟膏を落とす必要があるのだ。なので今回も朝っぱらからシャワーを浴びて、それから体重計ったりご飯を食べたり検温したりといろいろとあるもんでバタバタしてな。大前提として「朝は浮腫みやすい」ってこともあったんで、放射線科とかけあって、明日からは午後からの照射にしてもらえることになった。助かります。

その後、リハビリ科に移動して、リハビリの方法の再確認をする。今までやってきている口を動かすリハビリが今後も役立つとのことで、なるべく朝昼晩の3回やってくださいねとのこと。これをやるだけで嚥下能力が高まるんだって。やらないとね。

午後からは嚥下の検査。リンパ浮腫により喉が狭まった感覚があり、それによりご飯の食べにくさや飲み物の飲みにくさだけでは無く、飲んだものが鼻に逆流してくるような感覚もあったので、そのあたりを診ていただこうという主旨のもの。で、やってみたら実際に僕が思っていた通りの結果が出た。これからは飲みものにもとろみを付けてから飲んでくださいねと。めんどくさ。でもね、これから放射線治療が続くことにより、今までよりももっと嚥下の能力は落ちますよと。その準備じゃ無いですけど、その前から訓練しておいた方がいいですよ、みたいなことを言われて「確かにな」とは思えた。怖いのが誤嚥性肺炎なんだって。気を付けないとね。

夜になって主治医の先生が来てくれた。食べたく無いものは無理して食べなくていいですよとのこと。必要なものは点滴に含まれているからいいんだって。今日は昼も夜もほとんど残していたからちょっと安心した。抗がん剤治療を始めた翌日から食べられなくなるだなんて早いなと。でもそれも看護師さんから言わせると、抗がん剤が原因の副作用であれば、少し経てばまだ元通りになると。放射線治療が原因の食べられなさとは違うものだそう。言われてみればそうかもな。

ってことで、今日の午後から2人部屋の相方がいなくなったもんで、今は実質個室なの。比較的部屋の中で自由にできるのよ。なので今日の日記を今日中に書いてみた。その方が読むほうも分かりやすいだろうしいいよね。

入院2日目

昨日から生食、つまりは生理食塩液の投与を続けているせいか、トイレが近い。夜中も1時間に1度の割合でトイレに行く。トイレに行くたびにその時刻と尿の量を紙コップを使って記録する必要があるので、なかなかに手間がかかる。そして抗がん剤治療が始まってからは、使った紙コップはビニール袋に入れたうえで専用のゴミ箱に捨て、トイレは2度流す必要がある。それを聞くだけでも抗がん剤ってのはなかなかなものなんだろうなぁと思える。

午前中には2度目の放射線治療が行われた。浮腫んだ顔と首が心配だったけれど、今日はお尻の下に敷く柔らかい座布団を持参したし、顔のあたりを少し緩めてくれたというか、顔のまわりのパッチンを寝台に止めずにおいてくれたので、幾分楽だった。そのまま治療をおこなうことで分かったのは、顔が腫れていることによるその周囲への圧迫感と、首の腫れを圧迫することで発生する喉の締め付けが辛さの原因だったんだろうなということ。喉を絞められると呼吸できなくなるからね。なので治療終了後にそのことを技師さんたちにお伝えして、今日の放射線治療は終了。

そして午後からは予定より53分遅れで抗がん剤治療の開始。ただ点滴を落としていくだけなので「治療してます」感は皆無。でもこの抗がん剤と放射線とを合わせることの相乗効果で痛みが強くなったり食べられなくなったりすることもあるようなので、我慢せずに伝えるようにしてくださいと言われる。そう言われると、やっぱりなかなかなアレなんだな、この液体は、と思えてくる。抗がん剤は2時間で投与完了。それからはそれを体内から流し切ってやるぞと言うかのように、生食を1Lと、マンニットールという利尿剤を入れる。このマンニットールってものには圧力を調整する役割もあるみたいなので、リンパ浮腫にも良いらしい。知らんけど。で、夕飯は普通に全部食べることができた。抗がん剤の影響はまだ受けていないっぽい。

明日は嚥下の検査をすることになった。リンパ浮腫により飲み込みがしづらくなっているので、そのあたりを診ていただくことに。