2クール目終了

12/22(火)から始まった抗がん剤治療の2クール目が終了した。いや、2クール目自体はとっくに終了してたんだけど、放射線治療もあるし、なによりも後鼻漏がよくならないからしばらく入院を続けていた。
これまでにも何度も書いているけれど、この後鼻漏は本当にきつい。痰がどんどん出てきてそれが喉元に溜まるもんだから、数十分に一度は洗面所に吐き出しに行かないとならない。昼夜を問わずに出続けるもんで、当然ながら夜も寝れない。先生や看護師さんたちは皆一様に「睡眠薬出しましょうか?」と言うけれど、そういう問題じゃないんだよ。喉が詰まるんだから、詰まってる間に意識が朦朧としてたらヤバいでしょ。だからもう全然寝れないわけで、休むにしてもどんな体勢をとればいいのかすら分からない。仰向けには寝れないし、横を向いて寝ても数十分で洗面所だし。上半身を起こしてるのが一番安全なんだけど、それでもなぜか突然せき込むのよ。せき込んで痰が出てくるからやっぱり洗面所に行かないとならなくなる。もうね、誰もこれに対する処理方法を知らないのさ。だから僕がひとりで立ち向かうしか無くて、それでもやっぱり僕も人間だから弱くもなるの。入院中に何度「もうやだ」と言ったことか。ベッドにパンチを入れたことか。年末年始は特に酷くて、もう死んだ方が楽だなと思っていた。実際に楽だと思うよ。それは今でも思う。思うけど、対処法はたぶん皆無なんだけど、それでもやっぱり元気になることを目指して毎日を過ごさないとならないのさ。生き抜くの。身体がダメになるまで頑張るの。その先に何があるのかなんて考えてる余裕は無くて、それでもやっぱりやり抜くしか無いんだよ。一歩でも二歩でも進むんだよ。

この連休は自宅で過ごして、連休が明けたらすぐにまた3クール目が始まる。ホント、ただの抗がん剤治療と放射線治療だけだったらどんなに楽だっただろうかと思う。でも現実は違うから、気力で頑張る。「頑張る」って言葉、あまり好きでは無かったんだけどね。

入院13~14日目

主治医の先生から「このまま次のクールまで続けて入院しますか?」と言われたけれど、「少し家に帰ります。」と答えた。多少の郵便物は溜まっているし、仕事もあるし、家族もいるから。退院日は明日あたりには分かるんだろうけど、おそらくは水曜日あたりじゃないかな。水曜日に退院して、また月曜日か火曜日に入院するんだと思う。

Facebookを眺めていると、みんなおいしそうなものを食べたりどこかへでかけたりと楽しそうでいいと思う。羨ましいとか腹立つとかそういう気持ちは微塵も起きない。なんで唐突にこんなことを書いたのかというと、さっき難病と闘う人物へのインタビュー記事を読んで、そこにはいろいろと他人が羨ましいと思うみたいなことが書かれていたから。僕はどう思うかなと意識を向けたところ、そういう感情は皆無だなということが確認できた。僕と僕以外の人とは違うものだからな。周りに幸せそうな人がいるのであれば、なんだかこっちにもおすそ分けがもらえそうでむしろ有難いわ。
書いてて思いだしたのは、余命を告げられた人物に悩み相談をするみたいな企画のこと。僕はそれを一切読んだことは無いし、いいも悪いも無いんだけど、余命が近づいたからといって人は達観するかというとそれは無いよなとは思う。何も変わらないよ。もっと言うと、死んでもスーパーマンになれるわけでもない。壁は通り抜けられるようになるだろうけど、生前理解できなかったものが理解できるようになるわけでは無い。人間、コツコツやるしか無いんだよ。コツコツ頑張って積み重ねて行くしか無いの。だから余命が近い人への人生相談は、単に余命が近いというだけであって、そこに一般とは異なる変わった回答を求めているのであれば、それも酷な話なんじゃないのかなとは思う。知らんけど。
僕が社会人2年生の頃に「普通の人はここからここまでの道をこうやって進むでしょ?でも僕らは違うの。僕らはそれよりも何百倍も速いこっち側の道を進むんだよ。」と丁寧に教えてくれた先輩がいたけれど、それからすぐに会社を解雇になった。マルチ商法をやっていたからね。むしろ生きているうちに尻拭いができて良かったんじゃないかな。

今日は少し熱があるみたいだけど、明日の朝には収まってるかな。そうであればいいなと思う。

入院10日目

理由はわからないけれど、なんだか少し元気になってきた。リンパが滞らなくなったからなのかなと勝手に思ってはいるけれど、ホントのところは分からん。何はともあれ元気なのはいいことだ。全てはそこからだからな。

主治医の先生やらそのお付きの若い先生やらは定期的に病室をまわってくれる。その会話の中で判明したのが、胃の痛み、つまりは胃瘻を作るために穴を開けたわけだけど、その痛みが強い人は筋肉量が多い人だと言われてね、なんだよこんなに腹筋やんなきゃよかったよと思ったわ。ここ3カ月くらい?毎日100回連続で腹筋やってたのさ。まさかそれが逆効果になるとは思いもよらんっつー話だよ。一般的には穴を開けてから3日もすれば痛みは治まるみたいだけど、僕の場合はもうちょいかかるのかもしれないなー。200回に増やさなくてよかったわ。それがせめてものアレだよね。

で、今日一番言いたいのがこの話なんだけどさ、前にも書いたけど、放射線科の先生をはじめとした皆々さまがさ、本当に優しいのさ。本当によくしてくれるし見ていてくれている。今日はレントゲンを撮りに行ったんだけど、そこで担当してくださったのがいつもは放射線の担当をしてくださっていた数人のうちのおひとかただったらしく、「今日はここを担当していますが明日からまた放射線に戻りますのでよろしくお願いします。」だって。なんか嬉しいじゃん。舌がアレだからうまく話せなかったけど、とりあえずはマスクの下で満面の笑みを浮かべておいたよ。

本来であればあと数日で一時的に退院する予定だと思うんだけど、ある懸念が浮かんでおりましてな、もしかしたらしばらく入院したままになるかもしれん。これはいかん。QOL的にいかん。うまいこと自宅でリラックスできればいいなぁと思っておる。