入院15~17日目(退院)

上を向いて寝ることができない理由は、後鼻漏があるからだと書いた。それに間違いは無いものの、後鼻漏に効く薬を飲み始めてそれを抑えることができるようになったことで、他にも原因があることに気が付いた。顎まわりの肉が硬くなっているからだと思う。主治医に言わせれば「手術で切ったあたりが硬くなっている。」とのことだけど、こんなに長いこと堅かったかな。リハビリ科に教えていただいたストレッチをやってはいるけれど、全然よくならない。まだ揉んじゃだめなんだろうか。ここの突っ張りが無くなれば寝るときも多少は楽になるのかもしれないし、放射線治療のときには確実に楽になると思う。
首のリンパの硬さもどうにかならないかなと思っている。ここが硬い理由は未確認の情報だけど腫瘍があるからだと軽く耳にしたことがある。それによりリンパ液の流れが悪くなっているので、そこを放射線を使って叩くことで流れを良くしたいと言っていた。顔のリンパは流れやすくなってきてて、放射線が効いてるのかなと思えるものの、硬さは変わらないんだよね。昨晩はいつもよりは元気だったので自分でヒーリングをしておいた。数十分を3~4回。

今日はこれから退院。胃瘻からいれる栄養とそれに使うチューブ等々がたくさんあるので、入院時とは比較にならないくらいの大荷物になった。退院するのも楽じゃ無い。退院直後に放射線科に行かないとならないので、実際に家に帰れるのは午後だろうな。なお、放射線は退院後も毎日通院して受けねばならないものなので、入院したままの方が楽なんじゃないかって話もある。

入院11日目

朝から胃瘻を使った栄養摂取がはじまった。
エンシュア・H(バニラ味)という缶に入った栄養が、僕の場合は朝2本、昼2本、夜1本処方されている。最初のうちは看護師さんが準備して入れてくれるので、僕はそれをただ見ているだけ。初めて胃瘻を使う場合には少しづつ入れる必要があるとのことで、朝の2本を入れ終わったのは11:30。あと30分したらまた入れなきゃならないのかと思うとちょっと不安になった。で、看護師さんも忙しいのですぐには着手できず、なんだかんだでお昼の2本は13:00より前に入れ始めて、13:30くらいには入れ終わってたんだろうか。
で、14:40からは毎日放射線治療が入っているので、14:00頃からなんとなく準備を始めたんだけど、なんだかちょっと気持ちが悪い気がする。なので念のために看護師さんに放射線科までの車いすでの送り迎えをお願いした。
放射線科に着き、いつも通りにベッドに仰向けになり、お面を付けられてから位置合わせをおこなった。位置合わせってのは一旦機械の中にいれられるのよ。その間、技師さんたちが何らかの作業をおこなっているんだけど、それがどんな作業なのかまでは僕にはわからない。今日は位置合わせが長いなーと思っていたら、放射線が始まる音が聞こえ始めたもんで「あれ?今日は一気に行くのかな?」と思ったら、マイクから「機械がほにゃらららららで…」と聞こえ、一度外に出されることになった。何を言われたのかが分からぬまま外に出され、外では「一旦身体起こしますか?」と言われたので起こしてもらい、「痰は吸いますか?」と言われたのでその管をもらって口の中に入れたら吐いた。胃瘻で入れた栄養を少し吐いてしまった。感覚としては「気持ち悪くて吐いた」というものでは無く「喉のすぐ下にあった栄養剤が出てきた」という感じだった。吐いたもんだから心配されてしまい、その日の放射線は中止になってしまった。放射線はやりたいのでそう訴えたんだけど、放射線科の皆さんに諭された。今の段階ではまだお休みしても大丈夫だからと。
病室に戻ると、看護師さんの携帯に速攻で放射線科から連絡が入った。もうちょっと僕に無理の無いスケジュールを考えてくれと言われているようで、来週からは午前中の一番遅い時間に放射線治療をすることになるみたいな感じだった。

で、胃瘻なんだけど、下痢になるね。胃瘻というか、エンシュア・Hってのが下痢になるのかな。現在のところ100%下痢になってるよ。

そう、それととても大事なことなんだけど、入院する前からさ、身体を寝かせると喉に痰だか何だかが溜まって寝れ無くなると言い続けてるんだけど、それ、分かったよ。痰じゃないみたいだ。後鼻漏ってやつだ。要は鼻水が喉に垂れてしまうってやつ。なぜそうなってしまったのかはわからないけど、とにかくはこれに違いないからなんとかしてくれってことで看護師さんに伝え、若い先生が薬を処方してくれたんだけど、夕方になってから主治医の先生が病室に来てくれて、いつもとおりに話をして出て行こうとするもんだから「若い先生、伝えてないのかな?」と思い、先生に言ってみた。そしたら「後鼻漏?だったらほにゃらら出してあげてよ」と、若い先生が処方したものとは違う薬の名前を挙げた。まぁ細かい話はそっちで決めていただければいいからお願いねってことで、寝る前に薬を出してもらうことになった。それが効けば、ずっと悩まされていた極度の寝不足は解消されるはず。効け。

入院7日目

ここのところ、スパゲティーミートソースが食べたくてたまらない。吐き気はまだあるので実際に出されたら食べられないかもしれないけれど、なんかこう、食べられるんじゃなかろうかという気もしている。あと、カニクリームコロッケ。このふたつがここ何日間かの僕の頭の中を占拠している。

昨日あたりから顔の浮腫みが少し良くなってきている。主治医の言うように放射線が功を奏しているのか否かは分からないけれど、顔の上の方は腫れなくなってきた。それと、これも理由はわからないんだけど、口の中の痰というか粘液というか、要はネバネバしたものの分泌が少なくなってきているようで、まずまず寝られるようになってきた。もちろん夜中に10回くらいトイレに行くし、仰向けで寝ることは無理だけど、それでも少しは進歩したなと。

昨日は平日だったので久しぶりに放射線治療をおこなった。昨日が5回目の放射線治療でね、そろそろ口の中がピリピリしたり、首の皮膚が熱を持つ感じになってきた。そもそもそれが放射線の影響によるものなのかすら知らんのだけど、まぁ、そんな感じにはなっている。
で、前にも書いたんだけど、放射線治療を受けるときって仰向けになるじゃない。そうすると口の中の粘液が喉に流れ込むもんで大変に厳しい状態になるわけだよ。夜寝るときですら仰向けにならないくらいなんだから、その状態で10分くらいかねぇ、過ごさないとならないのが大変。それがいま一番大変かも。技師さんたちは「なんでそんなに苦しいのかねぇ?」みたいな感じなんだけど、そりゃ苦しいよ。前にも言ったでしょうに。そこがなんとかなれば、放射線治療ももっと楽に受けられるはず。

それにしてもあれだ、僕が入院している耳鼻科の病棟の看護師さんたちはみんな優しい。個人差はあれど、話もきちんと聞いてくれる。若者が多いから、そのあたりはどうしても難しい部分もあるけれど、それでもやっぱり大切なのは「気持ち」だったり「姿勢」だったりするじゃない。そのあたりは見ていてわかるから、仮におかしな方向の提案を受けたとしても、有難く頂戴している。今日も感謝だよ。