入院2日目

今日も手短に。

4人部屋から2人部屋で移動させてもらった。2人部屋は無料なので第一希望にしてたんだけど、入院当日は空いてなかったので4人部屋に入ってた。今日空いたってことで入れてもらった。他にも希望者がいるなか僕が入れてもらえたのは、僕が長期入院だから優先的にってことだって。
形成外科の先生がきて、唐突に手術の説明を受ける。再建術式舌切除後遊離大腿皮弁移植だそう。エコーで確認をしたところ、右太腿の血管がいいとのことで、当日は右太腿から筋皮弁を取ることになった。術後は太腿にもドレーンがつくとのこと。
麻酔科にてカウンセリングを受ける。カウンセリングって言うから何かと思ったら、単に質問をされただけだった。
リハビリ科で色々やらされる。今日の結果を正として、術後のリハビリの目標とでもするのかな。
麻酔科から色々聞かれ、耳鼻科でエコーを取る。そのまま耳鼻科に手術の説明を受ける。仕事を早上がりした妻も同席。舌亜全摘、右頸部郭清、遊離組織移植、気管の開術。平たく言うと、舌の半分を切って、首の右側のリンパの癌を取って、太腿から肉を持ってきて舌に移植して、喉に穴を開けてパイプを入れると言うこと。昨日までの説明から変わったのは、首の右側のリンパの癌を取るということ。先日のPETだかMRIで見つけたらしい。癌というほどのものではないとのことだけど、今回は全部やってやるという気持ちで臨む手術につき、そこも切るとのこと。もっというと、舌の真ん中の癌も実は癌では無いとの診断結果が出たらしいんだけど、そこも一緒に舌の半分を切除する。とにかくもう盛り盛りで切りまくる。で、歯も3本抜く。

手術は12(月)の朝8時スタート。耳鼻科と形成外科のチームで8〜10時間の手術になる。手術が終わったらそのままICUに直行なのでどこにも連絡はできない。悪しからず。

4回目

ようやく時間ができたので日記を書く。

先週の火曜日だったか。火曜日の13:15かな。病院に行ったら癌の告知をされた。その前の週に受けた生検の結果が悪かったそうで。リンパを確認するってことで超音波をやってから、耳鼻科の医師全員が集まってそれぞれに僕の舌の触診をして「硬いです」と。硬いと癌ってことなのかな。耳鼻科を出て、血液検査、尿検査、レントゲン、心電図をとって耳鼻科へ戻り、先生の話を聞く。
早めに手術をしましょうと言われた。今回は過去3度の手術と比べてよほど悪いらしく、先生の口数は少なかった。手術する箇所はたくさんあって、まずはいつもの場所、つまりは舌の左側に再発した癌を取り除くと。そして次に新たにできた癌なのか何なのかは知らないけれど、舌の中央部分っていうのかな?そこにある癌を取り除く。癌を取ると舌がえぐれるというか凹むので、凹んだところは脚だかお尻だか知らんけど、そのあたりの肉を切ってそこに移植するんだって。で、ただ肉を縫い付けただけだとダメらしくて、まだ手術していない側の首を耳の下あたりから喉あたりまで斜めに切って、そこから血管を取るのかな?そのあたりはよく分からないんだけど、とにかくはその血管を舌とつなぐだか何だかの作業をするみたい。で、今回は舌から取り除く癌の範囲が広いので、術後は舌が腫れて息ができなくなるんだって。だから喉に穴を開けてそこから管を通してそれを使って息をするんだって。管を通してる期間は10日間くらいみたいだけど、その間は声が出なくなるとのこと。それと、これまでの癌の原因ではなかろうかと思われている左側の歯を何本か抜くんだって。舌と歯がこすれることで癌化してるんじゃなかろうかという推測の元な。何本抜くのかは知らんけど、「これからは抜いていない方でご飯を食べてください。」と言われた。歯科では「歯を抜くつもりは無いです。」と言われ続けていたけれど、耳鼻科の判断で抜くことになった。術後はこれまで通りに話をすることはできないって。どうなるんだろう、呂律が回らなくなるのだろうか。
1カ月くらい入院するみたい。で、世の中はコロナだからまず最初にPCR検査をするし、入院後は外部との接触もできないみたい。1カ月ぶんの準備を済ませて起こしくださいってさ。

思うことはいろいろあって、でもそれらは全て推測の域を出るものでは無いし、他の何らかの手段なり行動なりを選択していればたどる道は違ったのかもしれないなとも思うものの、でもまぁそれは考えていても仕方のないもので、そもそも癌ってのはこういうものだというか、癌の治療ってこういうものなんだろうなと思う。本人がいくら訴えたところで、検査結果としてそれが上がってこなければどうにもできないものなんだろう。

僕自身はいいの。確かに大変な手術になるみたいだからいろいろと不安はあるんだけど、基本的には寝てるだけだから。僕のことなんかより家族のことが心配で。これまでも3度入院してるけど、それはいずれも10日前後だった。今回は1カ月だから。しかも子供の保育園が決まって妻は職場復帰したばかりというか、今日からようやく本登園というのか、所謂お試し保育の期間が終わったばかりでさ、妻は通勤にも慣れないとならない、仕事にも慣れないとならない、働きながらの育児にも慣れないとならないという状況下で僕がいなくなるというのは厳しいと思う。いろいろ書くのもアレだから書かないけど、とにかくは、一人じゃ無理だと思う。物理的にも精神的にも支えないとならないのが僕なのに、僕はそれに参加しないで寝てるんだから。1カ月も。癌のことはたいして何とも思って無いんだけど、家族のことを考えるとそれだけで涙が出てくる。

明日はMRI、明後日はPET、明々後日は入院。退院は、いつだろうね。
退院後は妻や娘とお話することはできるようになるんだろうか。お話できたらいいな。絵本を読んであげられたらいいなと思う。

舌をぶっちぎる

先週は忙しくてなかなか日記を更新することができなかった。4連休があったとはいえ、これだけ日記を書かなかったのはいつ以来だろう。なかなかだわ。

先週の木曜日にCTの検査結果を聞きに行った。結果は大丈夫とのこと。「気になることはありますか?」と聞かれたので、先日歯科で言われて気になっていた「舌が白くなっている」ってことを聞いてみたところ、「では生検をしましょう。」ということになった。「はい。」とは言ったものの「生検って何だっけ?」と。「何らかの検査だろうけど何するんだっけか?」と考えていたところにペンチのようなヤットコのようなものを携えた先生が戻ってきて、それを僕の口の中に入れて舌の一部を引き裂いた。ぶっちぎられた。ああ、これだったかと。これってアレだよ、2016年、癌の疑いがあるって初めて言われたときに別の病院でやったやつだよ。若い先生だったんだけど、やっぱりペンチ的なもので舌をぶっちぎられてさ、すんげぇ痛かったの。それから癌であることが分かって今お世話になってる病院を紹介されて手術をするに至ったんだけど、手術するまでずっと痛かったもん。でも今回は全く痛く無かったの。そこで気が付いたんだけど、たぶんあの先生、舌の肉も一緒にぶっちぎりやがったんだろうなと。舌も一緒に引っ張られる感あったもんな。まぁしゃーない。で、生検の結果は…いつだっけ。来週あたりに出るのかな。
あと、左肩が常に抜けた感じになっていることについても聞いてみた。そしたらやっぱり筋肉を取っちゃったからみたいでね、「筋トレしても大丈夫ですか?」って聞いたらやっていい方向とやっちゃダメな方向があるって言われてさ、そこで改めて「ああ、僕の左肩はもう元には戻らないんだな。」と思えた。先生の言う「やっちゃダメな方向」ってものから考えるに、荷物は抱きかかえるなら大丈夫そうだけど、手で持っちゃダメなんだろうなと思え、だからやっぱりスーパーで買い物をしてもフツーに左手に持っちゃダメなんだと思う。持つなら右腕が前提で、どうしても左腕を使わないとならないのなら、さっき書いたように抱きかかえるか、左肩から荷物をぶら下げるかになるんだろうなと。今に始まったことじゃないから残念とか悔しいとかそういう気持ちは全く無いんだけど、めんどくせぇなとは思う。うん、めんどくせぇ。